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お知らせ
  • 令和8年度 東京都「暑さに配慮した職場環境づくり奨励金」を活用して熱中症対策を

    日本の夏は「危険な暑さ」が常態化しており、気温が40度近くに達する日が珍しくありません。従業員の命と健康を守るための熱中症対策は、もはや企業にとっての経営課題です。
    さらに、2025年6月からは厚生労働省の施策により、全事業者を対象に熱中症予防のための「体制整備」「手順作成」「関係者への周知」が義務化されました。

    こうした背景から、東京都(東京しごと財団)は、都内小規模企業等の熱中症予防対策を支援する「暑さに配慮した職場環境づくり奨励金」の2026年度(令和8年度)公募を開始しました。

    「暑さに配慮した職場環境づくり奨励金」とは?

    熱中症リスクの高い作業環境を持つ都内の小規模企業等が、安全な職場環境づくりに取り組む際に支給される奨励金です。法令上の義務を果たすための取組を、金銭面からバックアップする目的があります。

    • 支給金額:一律 20万円(定額)
    • 募集予定数:年間合計 1,000社(年4回に分けて募集)
    • 申請方法:国の電子申請システム「Jグランツ」のみ(郵送や窓口持参は一切不可)

    支給対象となる事業者の要件

    奨励金を受け取るためには、以下の4つの要件をすべて満たす必要があります。

    1. 東京都内に拠点と営業実態があること

    • ・法人:都内に本店所在地、あるいは支店・営業所があり、かつ都内で営業実態があること。
    • ・個人事業主:都内に営業実態のある事業所があること。
    • ・※いずれも法人都民税・個人都民税の滞納がないことが条件です。

    2. 小規模企業等であること

    • ・一般業種:従業員数5人以下
    • ・製造業、建設業、運輸業等:従業員数20人以下
    • ・重点業種(特例):廃棄物処理業、建物等維持管理業、警備業など特例業種は一律20人以下まで対象。
    • ・※「従業員数」は都内・都外を問わず全事業所の合算で判定されます。

    3. 高温多湿作業場所があること

    • ・「WBGT値(暑さ指数)28度以上」または「気温31度以上」の場所で、継続して1時間以上(または1日4時間超)作業が行われる環境があること。

    4. 継続雇用の実態があること

    • ・支給申請日時点で、都内の事業所に6か月以上継続して雇用されている、雇用保険被保険者の従業員が1名以上いること。

    対象となる取組

    支給対象事業者は、以下の3つの取組を全て実施する必要があります。
    ※ひとつでも実施しない取組がある場合は本奨励金の対象外となります。

    取組①:厚生労働省「職場における熱中症予防基本対策要綱」に規定する取組の実施

    • ・ア WBGT値(暑さ指数)の活用
    • ・イ 熱中症予防対策(作業環境管理、作業管理、健康管理、労働衛生教育)

    取組②:熱中症予防対策に資すると認められる物品の購入

    取組③:上記①②に関わる報告書の作成と提出

    対象外となる経費・注意点もご確認ください

    「暑さに配慮した職場環境づくり奨励金」について、東京都しごと財団の公式サイトで「Q&A」を公開しています。

    例えば下記の点に注意が必要です。

    • エアコンの購入・設置:労働安全衛生規則により事業者に求められる「基本的な作業環境管理措置」に該当するため対象外です。
    • クレジットカード決済:原則不可です(売主の都合でやむを得ない法人カード決済のみ例外の可能性あり。個人カードは不可)。
    • 事前購入:2026年3月4日以前に購入済みの物品は対象外です。

    「暑さに配慮した職場環境づくり奨励金 Q&A 」(PDF)
    https://www.koyokankyo.shigotozaidan.or.jp/jigyo/wbgt/file.files/qa.pdf

    2026年度(令和8年度)のスケジュール

    本奨励金は、年間4回に分けて事前エントリーの受付が行われます。先着順ではありません。抽選を行い、エントリー通過事業者が決定します。アクセス集中を避けるため、受付期間中にお申し込みください。

    スケジュール

    (引用元:都庁総合ホームページ)

    ※締切はいずれも最終日の17:00です。

    ※取組期間の開始日は全回共通で「2026年3月5日」からです。

    デジタル申請 まずは「GビズID」の取得を!

    本奨励金の申請は、国の電子申請システム「Jグランツ」からの手続きが必須となります。Jグランツを利用するためには「GビズIDプライム」のアカウントが必要です。
    アカウントの発行にはデジタル庁の審査があり、取得までに数週間程度かかる場合があります。事前エントリー期間に間に合うよう、余裕を持ってアカウント取得の準備を始めましょう。

    まとめ

    気温が40度近くになる日も珍しくない昨今、熱中症による生産性の低下や納期遅延は、企業にとって無視できないリスクです。科学的な管理体制を導入することは、従業員の安全確保だけでなく、「辞めない職場づくり」にも直結します。

    ぜひ「暑さに配慮した職場環境づくり奨励金」を活用し、本格的な夏が到来する前に社内の環境整備を進めてみてはいかがでしょうか。

    申請や募集要項等の詳細は、公財)東京しごと財団ホームページ((https://www.koyokankyo.shigotozaidan.or.jp/jigyo/wbgt/file.html)をご確認ください。

    <引用:公財)東京しごと財団
    https://www.koyokankyo.shigotozaidan.or.jp/jigyo/wbgt/file.html

    <引用:都庁総合ホームページ
    https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/04/2026042412