ゆうちょ銀行は2024年12月15日、スマートフォン決済サービス「ゆうちょPay」を2026年12月20日（日）23時59分をもって終了すると発表しました。

決済機能は2026年12月20日に終了

今回発表された終了日時は、あくまで決済機能の提供終了を指しています。ポイント残高の確認や支払い履歴の閲覧といったその他の機能については、終了時期が決まり次第、改めて案内される予定です。

なお、2026年12月21日（月）以降は、ゆうちょPayによる決済ができなくなります。

＜スケジュール＞

（引用元：ゆうちょ銀行より）

サービス終了の理由

ゆうちょ銀行はサービス終了の理由について、市場環境の変化や決済手段の多様化を挙げています。サービス開始当初に強みと考えていた「口座即時引き落とし機能」など、銀行が提供する決済サービスとしての特色を十分に活かすことができず、利用状況を総合的に判断した結果、提供を終了する判断に至ったと説明しています。

銀行Pay連携の銀行のサービスも終了

「銀行Pay（マルチバンク対応）」によって連携・提供されている各金融機関のスマホ決済サービスについても、同様にサービスが終了します。

（引用元：ゆうちょ銀行より）

• ・はまPay（横浜銀行）
• ・YOKA!Pay（福岡銀行・熊本銀行）
• ・ゆうちょPay
• ・OKI Pay（沖縄銀行）
• ・こいPay（広島銀行）

各サービスの詳細な終了時期や今後の対応については、各金融機関から個別に案内される予定です。

ポイントの取り扱いは「不利益が生じないよう対応」

ゆうちょPayポイントの今後の取り扱いについて、ゆうちょ銀行は「お客さまに不利益が生じないよう、適切に対応する」としています。具体的な対応方法については、今後、特設サイトなどを通じて案内される見込みです。

加盟店は解約手続き不要、最終入金日まで口座維持を

加盟店向けには、公式サイトで注意点が公表されています。ゆうちょPay終了にあたり、加盟店側で解約手続きを行う必要はありません。パートナー契約は2026年12月20日をもって終了し、2026年9月までに、ゆうちょ銀行から解約通知書が郵送される予定です。

また、終了までの決済代金は従来どおりのサイクルで精算されるため、ゆうちょ銀行は決済代金の最終入金日までは収納口座を解約しないよう呼びかけています。

＜スケジュール＞

（引用元：ゆうちょ銀行より）

今後の情報は特設サイトで随時案内

サービス終了に向けた詳細なスケジュールや対応については、今後、一般利用者向け・加盟店向けの特設サイトで随時案内される予定です。
ゆうちょ銀行は「ゆうちょPay」を利用してきた顧客に対し、不便をかけることを謝罪するとともに、これまでの利用への感謝を表明しています。

ゆうちょ銀行「ゆうちょPay終了についての特設サイト」
https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/sokin/yuchopay/kj_sk_yp_finish_user.html

＜引用：ゆうちょ銀行
https://www.jp-bank.japanpost.jp/aboutus/press/2025/abt_prs_id002028.html＞