日本郵便株式会社は、2026年10月1日(木)から、ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などを改定すると発表しました。荷物の発送業務がある会社は、今のうちに発送コストの見直しをしておくと安心です。
ゆうパックは平均10%の値上げ
改定後のゆうパック基本運賃は、サイズやお届け先(発着エリア)によって上げ幅が異なりますが、平均改定率は約10%とされています。たとえば北海道発・関東あて(60サイズ)の場合、現行運賃から新運賃で1,550円になるなど、区間・サイズごとに新しい料金表が公表されています。
重量ゆうパック(重量物向け)は、改定後の基本運賃に620円を加算する仕組みが維持されます。ゴルフゆうパック・スキーゆうパックは、対象サイズの基本運賃と同額とする方式も継続。空港ゆうパックは、改定後の基本運賃に880円を加算した額になります。

(引用元:日本郵便株式会社)
なお、ゴルフ・スキー・空港ゆうパックについては、荷物1個あたりの重量上限を30kgとする新たな引き受け条件も設けられます。スキー板・スノーボードは1個の荷物につき合わせて2組までの同梱可能というルールも追加されます。

(引用元:日本郵便株式会社)
ゆうパックの箱やカバーなどの包装用品も値上げされます。たとえば「ゆうパック・箱(120サイズ)」は380円→420円、「ゴルフバッグカバー」は680円→750円などとなる予定です。

(引用元:日本郵便株式会社)
ゆうパケットは厚さ区分を統一、実質値上げ
ゆうパケットの基本運賃は、現在「1cm以内250円/2cm以内310円/3cm以内360円」と厚さで3段階に分かれていますが、改定後はすべて360円に統一されます。薄い荷物を多く発送している会社にとっては、実質的な値上げとなる点に注意が必要です。
また、Web上で申し込む「クリックポスト」も185円→240円に値上げされます。一方で、サイズの上限が「3辺合計60cm・長辺34cm以内」に拡大され、重量の上限も1kgから2kgに引き上げられます。ただし、これまで可能だった郵便局窓口への差し出しは廃止され、郵便差出箱への投函のみとなりますので、発送方法の見直しも必要です。

(引用元:日本郵便株式会社)
背景と対応策
日本郵便は、物価や人件費の上昇によるコスト増加を、今回の運賃改定の理由として挙げています。安定的な物流サービスを維持するための措置とのことです。なお、郵便局アプリの「ゆうパックスマホ割」を使うと、基本運賃から180円引き(受取方法や継続利用でさらに割引)でお得に利用できます(従来の専用アプリは2025年8月に終了し、現在は郵便局アプリに統合されています)。ただしこれは個人アカウントと本人名義カードでの決済が前提の個人向けの仕組みで、法人カード払いや請求書払いには対応していません。発送量が多い会社は、法人向けの契約運賃と比べてどちらが有利か検討するとよいでしょう。
EC通販や定期便を扱う中小企業にとっては、10月以降の発送コストが商品価格や配送料設定に直結します。契約している運送会社との条件比較や、梱包サイズの見直しなど、早めの対策をおすすめします。
<引用:日本郵便株式会社「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」
https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/pressrelease/26283434137.html>

