国土交通省は、建設業界の働き方改革を推進するため、営繕工事を対象に「月単位の週休2日」の達成状況をモニタリングしました。その結果、令和6年度に完了した工事の85%以上で「月単位の週休2日」を達成したと、令和7年7月11日に発表しました。
月単位の週休2日達成への取り組みと成果
建設業では令和6年4月より時間外労働の上限規制が適用されたことを受け、国土交通省はこれまで推進してきた「工期全体(通期)での週休2日」に加え、「工期中の全ての月において週休2日を確保する月単位の週休2日」の取り組みを強化しています。
今回のモニタリングでは、「月単位の週休2日」に取り組む「週休2日促進工事」のうち、令和6年度に完了した28件の工事を調査。そのうち24件(85.7%)で目標を達成しました。
達成の要因としては、「受発注者間の円滑な協議」「適正な工期設定」「各工事間の調整の実施」などが挙げられました。一方で未達成の工事では、執務中の建物での改修など施工上の制約が大きな課題となっています。
国交省は今後、「週単位の週休2日」へとさらに取り組みを強化し、発注前の調整や制度整備を通じて建設現場の働き方改革を一層進めていく方針です。
引用:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/eizen02_hh_000304.html